




2014年に刊行された今井義浩による1冊目の著作。シェフを務めていたエンボカ京都時代の料理をまとめたものです。自費出版で、限られた部数で制作されました。柳詰有香による美しい写真と、今井による言葉で綴られています。
---
料理とは、人と自然の間に残された数少ない繋がり。私は、毎朝食材を仕入れに畑や山、市場を回り、その風を吸い込んでその日の厨房に立ちます。食べて頂いて、美味しいという以上に、そこから春の畑を吹く風や、海辺に立ったときの香り、秋の森の静けさ、そういったものが届くように思い、料理を作ってきました。
(著者あとがきより)